アロエンです。
昨年12月開始後、そのキャンペーン内容のインパクトに社会現象となり、わずか10日間で打ち止めになったPayPay。強烈なスタートダッシュに成功した反面、クレジットカード不正利用や通信障害など問題点も多くありました。
1月下旬に入って、本人認証サービス「3Dセキュア」を導入するなどサービス改善を図り、満を時して第2弾100億円キャンペーンを打ち出してきたと思いきや、???という内容も出てきて正直ガッカリしました。
クレジットカードの上限改悪
先に述べたように、クレジットカードの不正利用により、昨年末にクレジットカードの利用制限を設けていました(過去24時間以内は2万円まで、過去30日間は5万円まで)。
それを、1月下旬に本人認証サービス「3Dセキュア」を導入を発表した際には、過去24時間以内の制限なし、過去30日間は25万円までに緩和となっていました。
ところが、
また、過去24時間以内は2万円まで、過去30日間は5万円までの条件に戻っていました。
しかも、上記は本人認証をした人の条件で、本人認証していない人は、過去24時間および過去30日間で5千円という条件になります。
なお、今後、特定の条件を満たしたお客様には、ご利用の上限金額を引き上げることを検討してまいります。
と記載されていますので、様子を見ながら条件緩和ということなのでしょうか。

いずれにしろ、この上限金金額では、去年のようにメインで使って行こうという動機付けがあまりないなという印象を持ってしまいました。
100億円キャンペーン第2弾の概要
・実施期間:2019年 2/12~5/31
・クレジットカードの種類によって還元条件が変更
※PayPay残高決済は20%、YahooJAPANカードで19%、その他クレジットカード10%還元
・付与上限:1回払いの上限が最大1,000円 ※最大還元 5,000円×20%=1,000円
・キャンペーン期間中(2/12~5/31)に5万円相当まで還元
※5,000円[※1,000円キャシュバック]×50回=25万円分まで
・やたら当たるくじ
※PayPay支払いは10回に1回の確率、Yahoo!プレミアム会員は5回に1回。その他のクレジット決済では対象外
・付与上限:1回あたり1,000円まで、上限額は2万円相当。

キャンペーン活用方法
前回の問題点を改善する必要性があるので、第2弾は第1弾ほどのインパクトを出すのは難しいとは思っていましたが、想像以上にコンパクトな内容というのが正直な印象です。
とはいえ、今回のキャンペーンでの活かし方ですが、自分もそうですが、去年の第1弾キャンペーンのキャッシュバックが口座に入ったままになっている方は結構いらっしゃると思います。
・PayPay残高決済は、20%還元+くじがありますので、このキャンペーン中に使ってしまいましょう。
・Yahoo!JAPANカードをお持ちの人は、最大5万円までチャージし、つどつどPayPay残高決済(20%還元+くじ)で使用。
いずれにしても、高額商品の決済には向かないサービスになってしまいました。
ただ、PayPay扱い店舗は少しずつ増えているようなので、身近な店舗で1,000〜5,000円くらいの金額で決済できるような使い方が一番恩恵を受けられそうです。
おそらくこういう日常生活で使っていくのが決済サービスのスタンダードなのでしょうが、第1弾のインパクトが強すぎて、今回のような穏健な形に落ち着くと、皆の興味が薄れ、キャンペーン後などはPayPayを使う動機があまりない…ということになりそうです。
扱い店舗が格段に広がれば、その限りではないかもしれませんが。
それでは。
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