アロエンです。
今年に入り、投資に関連したビックニュースが目白押しです。
背景には、iDeCo・つみたてNISAといった諸制度が整備されたことが大きいと思いますが、
当ブログでも多く紹介している楽天証券を始め、マルイのTsumiki証券、NTTドコモのdポイント投資といった新しいサービスが続々登場しています。
その流れで、10月3日付で、楽天からまた新しいサービスが発表されました。
楽天、「ポイント運用 by 楽天PointClub」の本格提供を開始
「ポイント運用 by 楽天PointClub」は、楽天会員が、楽天の提供する各種サービスや提携する店舗で貯まった楽天ポイントを活用して投資体験ができるサービスで、楽天証券の口座がなくても、楽天ポイントをお持ちの方であれば、誰でも利用することが可能です。
お客様は、「アクティブコース」・「バランスコース」の2コースから自分の好みに応じた運用コースを選択し、ポイント数を設定するだけで、運用を開始できます。
設定した楽天ポイントは、楽天証券で購入可能な投資信託の基準価額に原則連動して日々増減し、実際の投資に似た体験ができます。
運用で増加した楽天ポイントは、いつでも1ポイント単位で引き出し可能で、楽天のサービスや提携する各店舗でご利用いただけます。
ドコモのdポイント投資と同じ形のサービスですね。
狙いとしては、楽天証券の口座開設→投資という行為に対して敷居が高いと考えている初心者を対象に、気軽な投資経験を体験してもらい、次のステップとして、楽天証券へ誘導ということだと思います。
サービス内容として、
初めての方でもお手軽にできるように、投資コースもわかりやすい2つのコースにしています。
アクティブコース
・日々の動きが大きく、積極的な運用を目指すコース。
・株式:債券=70:30
・楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
バランスコース
・日々の動きが小さく、安定的な運用を目指すコース。
・株式:債券=30:70
・楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)
非常にオーソドックスなコースになっていると思います。
※楽天インデックスバランスファンドとは、全世界株式(VT)と全世界債券(アイルランド籍の投資信託。為替ヘッジあり)を組み合わせたものです。
他に、
・手数料は無料
・購入:100ポイントから投資可能
※楽天通常ポイントのみ。※期間限定ポイント・他社から交換したポイントは使用不可です。
・各コース上限30,000ポイントまで
※他の楽天グループでのポイント利用も含め1ヶ月の利用上限は100,000ポイント
・引出:1ポイント以上、1ポイント単位で可能
・当日14:00までの受付、翌営業日の基準価額で運用が開始
※基準価額は、翌営業日22:00以降に確定。※ポイント数は、運用開始の翌営業日22:00以降に変動(小数点以下の変動は切り捨て)。
上限が30,000ポイントということもあり、いきなりガッツリ稼ぐという性質のものではありませんし、使えるポイントが楽天通常ポイントなので、期間限定ポイントと違いそんなに一気に貯まりません。
リリースにもありましたが、メイン対象者は「投資を体験してみたい方」ですので、初心者の方には使い勝手がいいサービスだと思います。
ポイント運用に対しての利益は課税対象?「税金」はどうかかってくるのか?
すでに積極的に資産運用を図っている個人投資家は、今回のポイント運用より楽天証券をメインに使っていくと思いますが、個人的に気になったのは、このポイント運用に対して「税金」がどのようにかかってくるかということです。
一般的なポイント投資は、ポイントを換金して投資し、結果利益が出てそれを確定する際に税金がかかるわけですが、今回のようにポイントで投資し、利益もポイントとして上がった場合、税金はどうかかってくるのか?
結論としては、課税対象だが、明確な決まりがないようです。
この辺については、
Money LifeHack(マネーライフハック)というブログメディアの記事が参考になると思います。
記事によると、
当然課税対象にはなっているが、専門家の見解が分かれている。
課税の区分として、
・雑所得(年間20万円以下は所得税の申告不要)
・一時所得(年間50万まで特別控除が認められている)
のいずれかで課税される。
正直なところ、ポイント運用自体が始まったばかりなので、今のところは気にする必要はないと思います。今回のようなサービスが増えてくれば、追って明確な課税区分も決定されるでしょう。
私個人としては、つみたてNISA、iDeCoといった非課税制度を最優先に、資金・ポイントを投入しつつ、多少余裕があったときに、ポイント運用をやってみるというイメージです。
いずれにしろ、投資の選択肢が増えるのは喜ばしいことです。それぞれ個人に合ったさまざまなサービスを利用することで、将来への楽しみを作っていきたいですね。
最後に、
今日のSankei Bizで、ローソン銀行、数年以内にコンビニで1,000円投信販売予定という記事が出ていました。
これからもどんどん出てきてほしいですね。
それでは。
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