アロエンです。
日々、コツコツと投資信託をメインにつみたて投資をしていますが、
年に1回は「リバランス」という見直しメンテナンスを実施することが
投資効率を高めることに繋がります。
「リバランス」とは?
- リスク資産と安全(無リスク)資産のリバランス
- 保有資産内部のリバランス
の2種類があります。
一般に、
リスク資産:株、債券、FXなどの元本変動がある資産
安全(無リスク)資産:預貯金や国債などの元本+収益保証資産
と定義されており、
例えば資産1,000万円ある場合、
リスク資産(投資信託)に700万円分購入し、残り300万円を銀行口座に預金で管理しました。
その1年後、リスク資産(投資信託)が700万円→800万円になった場合、
合計資産は1,100万円になりますが、
当初の比率のリスク資産:安全資産=7:3が、72.7:27.3となり配分比が変わってしまいました。
ここで、バランス比を当初の7:3に戻すためには、
・30万円分安全資産を追加するか
・30万円分投資信託を売却するか
のどちらかを選択することになります。
次に②保有資産内部のリバランスですが、私がiDeCoでは下記の比率で保有しています。
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 85%
・eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 15%
去年から始めたばかりなので、大した金額にはなっていませんが、
例えとして、上記合計資産100万とすると、
Slim 先進国株式インデックス :85万円
Slim 新興国株式インデックス :15万円
になりますが、
①と同様に1年後、Slim 先進国株式が100万円に上がった場合、
上記、85:15を維持するためには、
・Slim 新興国株式を2.25万円分購入
・Slim 先進国株式を15万円分売却
のいずれかの選択になります。
なぜ、リバランスが必要なのか?
それは、リスクを調整し、投資効率(リターン)を上げるためです。
リスクを取るほど得られる利益が大きくなる可能性がありますが、逆に損失が大きくなる可能性もあるので、どれくらいのリスク資産を持つかは、各人それぞれの判断になります。
もし、リスクを抑えたいのであれば、
まずは、リスク資産と安全(無リスク)資産をリバランスすることでしょうし、
保有資産内部であれば、株式だけでなく、債券を含めるなど全体のポートフォリオを調整することで、値動きを安定させることも可能です。
リバランス時の注意点
先程のリバランスの方法として、
簡潔にいうと、
・少ない資産を追加購入する
・多い資産の一部を売却する
になります。
少ない資産を追加購入する場合が一番効率がよい方法ですが、
新規購入資金がかかることがネックとなります。
次の、
多い資産の一部を売却する場合は、
新規の購入資金がいらない代わりに、
・売却手数料がかかる
・売却益に対して、20.315%の税金が発生
というデメリットが発生します。
これらのデメリットと言われる要素があっても、
リバランスをしておいた方が、トータルではメリットの方が大きいと言われています。
年初だったり、誕生日月だったりそれぞれのタイミングで、
1年に1回はリバランスを図っていきましょう。
それでは。
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