アロエンです。
今の世の中はあらゆる情報で溢れかえっています。これはwebを初めとした情報革命のなせる結果です。
それ以前は情報を発信する手段が限られており、テレビ・ラジオ・新聞・出版といったところを中心とした旧メディアの独占権でした。
情報の出入口を押さえているので、様々な形でコントロールが可能で、トレンド発信はもちろん、あらゆる流行・ブームを作ってきましたし、時には恣意的な世論誘導も当たり前にやってきたことでしょう。
まぁ、今もやっているようですが。
自分自身も旧メディアの端っこに所属しているので、大先輩たちが自慢話で語っていた、かつてのメディアの影響力の大きさと同時に、現在の減退ぶりを肌感覚で感じています。
今は個人があらゆる手段で、情報をとったり発信できる時代です。
旧メディアは良い意味でも悪い意味でも、情報を「編集」して発信していますので、ある程度の正確性とエビデンスがある分、信頼性は担保されています。
それ以外はまさに玉石混交で、ここからも情報に対するリテラシーがとても大事になります。
せっかく有益な情報があったとしても、それを判断できるリテラシーがないとみすみす逃してしまうというケースが出てきます。
しかも、今は個人だけでなく、企業やメディアもこぞってオンラインへ参入しています。情報サイトの収益モデルが広告メインであるために、いかに自分のサイトへ誘導しPVを稼いでいくかということになりますので、ストック型モデル、つまり質よりも量が優先されます。
2016年に発生したDeNAのまとめサイト問題はわかりやすい例ですね。あの問題以来、情報サイト全体に自浄作用が働いて正常化したのかというと、正直あまり変わっていないと思います。
身近なところで見ても、量ありきでどんどん情報を量産して、質は二の次です。
資産形成の手段である、投資についても多くの情報が溢れてかえっています。
金融商品1つとっても無数にあり、どれを選択して運用するのか。ものすごく迷います。
わからないので、信用があり安心であろう銀行・証券会社などに相談して、カモられるというパターンも定番のように報じられています。
でも最初はそれでも仕方ないのかなと思います。
大事なのは、そこから実践と勉強を継続することです。
仮に最初金融機関でカモられたとしても、勉強し続ければカモられていることに気づきますし、実践し続ければ、知識ノウハウはあとから自然とついていきます。
自分もいろいろ痛い目に合いましたが、それが今の経験に活きていると実感しています。
とりあえず、やってみる。
がポイントです。
ある程度の勉強と実践をこなしていけば、
自分なりの考えや投資哲学の方向性が見えてきます。
そこから資産形成のために、
どこで何を運用していくのか?といった、
具体的な目的・戦略・戦術などが決まっていきます。
PDCAという、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)サイクルの関連本が人気ですが、
個人的には、DCPA という、Do(実行)をメインに継続していくことが、結果として金融リテラシーを身につけられるコツになるのではないかと考えています。
それでは。
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