アロエンです。
以前の記事で、
ニッセイアセットマネジメントがインデックス商品6本の信託報酬値下げのご紹介をしました。
※よろしければこちらもご覧ください。

記事の中で、eMAXIS Slimシリーズが対抗値下げをしてくるが、その値下げ幅をどこまでしてくるかを楽しみに待っていました。
その後、7月3日付の三菱UFJ国際投信プレスリリースにて、下記のように発表されました。
2018 年 7 月 25 日より実施
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 変更前:0.1095%(税抜) → 変更後: 0.1090%(税抜)
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 変更前:0.160%(税抜) → 変更後: 0.159%(税抜)
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 変更前: 0.190%(税抜) → 変更後:0.189%(税抜)
ニッセイと比較します。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 変更前:0.1095%(税抜) → 変更後: 0.109%(税抜)
※ニッセイ外国株式インデックスファンド 変更前:0.189%(税抜) → 変更後:0.109%(税抜)
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 変更前:0.160%(税抜) → 変更後: 0.159%(税抜)
※ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型) 変更前:0.209%(税抜) → 変更後:0.159%(税抜)
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 変更前: 0.190%(税抜) → 変更後:0.189%(税抜)
※ニッセイ新興国株式インデックスファンド 変更前:0.339%(税抜) → 変更後:0.189%(税抜)
一緒ですね。
正直残念です。
前の記事でも書いていますが、
eMAXIS Slim 先進国はニッセイ外国株式と比べ、総資産が圧倒的に少ない(148.78億)ので、対抗値下げする上でインパクトが必要でした。
結果として変わらないコストなので、知名度に勝るニッセイ外国株式がチャンピオンになります。
ニッセイ外国株式は、同じ指数のインデックスファンドよりも下方乖離を出しており、しかもそれの原因がよくわからないというマイナス点がありました。
eMAXIS Slimによる異次元値下げに、ニッセイの原因不明の下方乖離という流れから、いずれeMAXIS Slimがニッセイを飲み込むのではないかと予想していました。
ところが、ニッセイが同水準まで対抗値下げするという英断に、今回のeMAXIS Slimの残念な対応により、ニッセイの地位は揺るがないものになりました。
もともとブロガーからも人気が高いニッセイですし、信託報酬が同じ水準なら、原因不明の下方乖離はあると言えども、盟主として純資産はどんどん増えていく流れでしょう。
もちろんeMAXIS Slimがなくなることはないでしょうし、今後も純資産は上がっていくと思います。ただ、これまでの純資産の急激な伸びは鈍化すると思います。
それでも、常に最安値のスタンスは取り続ける商品ですので、長期スパンで運用できる商品であることは間違いありません。
私も今後も投資し続けていきます。
それでも、残念です。
もう一波乱ないかなぁ。
それでは。
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