アロエンです。
投資信託メインで資産形成をしていますが、
ブログタイトル通りに米国株メインで先進国インデックスファンド
eMAXIS Slim先進国株式インデックス
を積み立てています。
※よろしければこちらもご覧ください。

こちらは商品内容や信託報酬が最安値などが選定理由ですが、
先進国の中で日本を除くという部分にも魅力を感じたからです。
なぜ日本は投資対象からのぞいているか?
私は基本的に日本は投資対象から外しています。
先の記事でも書いたように、日本を拠点に生活していることもありますが、
残念ながら日本の将来に対して期待できないからです。
かのウォーレン・バフェット氏が、100年後には米国ダウ平均は100万ドルを超えると予想しているように、これからも米国は成長路線を描いています。
対して、日本には成長曲線を描くイメージができません。今はアベノミクスをある株価は上がっていますが、日銀と連動した官制相場の側面が強いです。
そんな折、
圧倒的なパフォーマンスで人気のひふみ投信ファンドマネージャー藤野氏の投稿記事が、
投資先としての日本についてどう考えるかの一助になると思いました。
藤野氏のFacebookの投稿を転載します。
日本においてインデックス投資をすすめない理由の一つは、時価総額の大きな会社、はっきりいえば、経団連の会長・副会長企業群のTOPIXに占めるウエイトが大きく、それが足を引っ張ってるからである。
少なくともそれをあまり持たないという決断をするだけで、少なくともTOPIXには勝てる可能性が高まるということだ。
この表は10年間のマザーズ、TOPIX、TOPIX CORE30および経団連会長・副会長企業群の株価のパフォーマンスである。ちなみにこれを5年間にしても30年間にしても結果は変わらない。
(2008.3末から2018.3末まで)
もちろんこういうデータに明るい人は起点が違うと結果が変わると言いたい人も多いと思うが、少なくとも3-5年間くらいの期間で、起点をどこにとっても経団連の会長・副会長企業がTOPIXを上回るのを探すのはとても難しい。これは公表データーから作成できるのでいろいろ作業して見てほしい。これほどまでにTOPIXを安定的に負けるポートフォリオを作るのは難しい。
経団連の会長および副会長の企業群がどの時期も(景気が良い時も悪い時も)安定的にTOPIXに大負けしてるのである。これを追求しない野党もメディアも結局は同罪だ。どんどん質問しないと。なんであなたたちは全体でTOPIXを下回っている成績なのに、経済界の代表と言っているのですかと。あなたたちがTOPIXを上回る成果を出すか、出すチームになるようにメンバーを入れ替えないといけないのではないですかと。
いかにポートフォリオからGG資本主義の会社を除くのかが大事だということになる。
経団連企業をポートフォリオから除き、それ以外の東証一部企業といくつかのジャスダックおよびマザーズを組み入れてポートフォリオを組むことが重要である。ひふみがロングタームに安定的にTOPIXに勝ててるのはその構造を維持してるからだ。
ひふみが戦略を変えるのは、経団連のメンバーが30代から70代の混成メンバーで会長と副会長が構成され、女性が1/3、外人が1/3になり、転職組が半分くらいになったとき。ひふみがTOPIXを勝つのが難しくなる日が日本の夜明けだ。
これはなかなか衝撃的な内容で、財界総理とも言われる経団連会長・副会長企業群がTOPIXを劣後しています。経団連は日本を代表する企業で構成されていますが、その平均を下回っているというのです。
なんであなたたちは全体でTOPIXを下回っている成績なのに、経済界の代表と言っているのですか?
ほとんど変化や新陳代謝がなくずっと歴代の老人たちが引き継き続けてきた、まさに日本を代表する「大企業病」を体現しています。これは日本の社会全体にも言えることですね。私の所属している会社も前例踏襲の新陳代謝がない内向きの会社です。同じような会社は非常に多いと思います。
米国は若く、新陳代謝が機能しているので、変化やイノベーションが起こる土台があると思っています。日本的な経営ではすぐに淘汰される自浄作用が働いていますので、長期で資産形成を図るならば、どちらに投資すべきかは自明の理です。
※よろしければこちらもご覧ください。

それでは。
コメント